国立病院機構やまと精神医療センター 国立病院機構やまと精神医療センター

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OCCUPATIONAL
THERAPY
精神科作業療法

精神科作業療法についてAbout Occupational Therapy

作業療法(OccupationalTherapy:OT)は、心や身体の問題によって仕事や学校、身の回りの生活、余暇や休息といった毎日の生活をおくることに困難さを抱える方を対象とした、リハビリテーション活動です。
作業療法士(OccupationalTherapist:OT)と話し合い、各個人の目的や状態に応じて設定された具体的な作業活動(軽い運動、手工芸、生活活動など)を用いて、毎日の生活に必要な能力を維持する、行ないやすいような方法を学ぶ、または新たに身に付けることで、病気や“生活のしづらさ”を持っていても、自分らしい生活がおくれるようになることが、作業療法の目的です。(おもに入院中の方向け)

対象となる方

精神科作業療法について

他の人と過ごすのが不安…
うまく自分の意見を表現できない…
他の人との関係が上手くいかない…
長く入院していて、家の中のことが上手く出来る自信がない…
集中力が続かず、仕事や勉強が上手くいかない…
何もする気がおきない…
すぐ仕事や学校に復帰するのは、自信がない…
上手く気分転換したり、息を抜くことが苦手…

など、生活がしづらいと感じている方を対象とします。

※退院・作業療法終了後、デイケアへの移行も可能です。
詳しくはデイケアのページをご確認ください。

急性期

疾病や障害に応じて基本的な能力の回復ならびに改善を図り、さらに二次的な障害の予防に努めていきます。
→心の病で失ったエネルギーを充填し、安心感・安全感を提供していきます。

回復期

心身の基本的な能力の改善から日常生活を送るために必要な技能を修得し、社会への適応能力を身につけていきます。

維持期

社会生活の中で、個人個人が豊かに生きるための生活の実現を図ります。
→自分にあった生活を組み立てをおこないます。生活技能+社会資源・仕事・仲間・趣味などの活用。

作業療法の内容

デイケアの治療目標

作業療法の治療契約(参加日)は、患者様ごとに決定します。

個別担当制

作業療法スタッフが1名担当致します。

作業療法種目の一例

陶芸・手芸・編み物・書道・ペン習字・絵画・塗り絵・工作・カラオケ・音楽鑑賞・ビデオ鑑賞・読書・パソコン・ゲーム・トレーニング・スポーツ活動・農園芸 等

作業療法開始にあたって

作業療法は医師の処方せんに基づいて実施されます。作業療法開始にあたり、スタッフより目的・内容などをご説明し、ご同意が得られれば作業療法に参加できます。その後、担当スタッフが決定、プログラム開始となります。