国立病院機構やまと精神医療センター 国立病院機構やまと精神医療センター

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SECTION 病棟・外来紹介

病棟・外来の紹介About Section

当院は5つの病棟、外来、地域医療連携室、通所施設で看護師が勤務しています。それぞれの部門をご紹介します。

病棟の特徴と夜勤体制

病棟名 病棟 病床数 夜勤人数 夜勤体制
1-1病棟 精神科急性期病棟 44 2人 輪番日は3人 二交代
1−2病棟 精神療養病棟 54 2人 二交代
2病棟 一般精神科・結核等合併症病棟 50 2人 二交代
3病棟 重症心身障害児(者)病棟 50 3人(療養介助員1人) 二交代
4病棟 重症心身障害児(者)病棟 50 3人(療養介助員1人) 二交代
5病棟 医療観察法病棟 35 5人 二交代
合計 283

精神科急性期病棟(1-1病棟)

他職種で連携し患者さん一人一人の回復を支えます

精神科急性期病棟(1-1病棟)
精神科急性期病棟(1-1病棟)
精神科急性期病棟(1-1病棟)

当病棟は、精神科急性期病棟として奈良県下の精神科救急医療システムの救急輪番において応急入院や措置入院をはじめ精神科救急患者の受け入れを行っています。
統合失調症・うつ病・双極性障害・認知症など急性期症状により生活に支障をきたした方々に対し、専門的かつ集中的な医療と看護を提供しています。
急性期加算の取得病棟として90日以内の社会復帰を目指し、他職種で連携し個別性に応じた治療と支援を行っています。また、入院中だけでなく、退院後の生活を見据え、訪問看護の利用や福祉サービスの調整を行いスムーズな地域生活への移行を支えています。
病棟内では季節の行事なども取り入れ、安心して過ごせるような療養環境を整えています。またスタッフも明るく良い雰囲気でいつでも楽しく看護しています。

精神科療養病棟(1-2病棟)

その人らしい地域生活への移行を目指し、自分の力を最大限に活かした日常生活自立への支援を提供します。

精神科療養病棟(1-2病棟)
精神科療養病棟(1-2病棟)

1-2病棟は精神科療養病棟で長期入院の方が多い閉鎖病棟です。主に統合失調症、双極性障害、認知症、知的障害の方を受け入れています。
患者さんの状態に応じて院内のSST(社会生活機能訓練)に参加していただき、円滑な人間関係や社会の中でのふるまい、人と関わるスキルを身につけていけるようスモールステップを積み重ね、心身ともに落ち着いた状態を長く保って地域移行を目指せるよう取り組んでいます。また、個人でも自分の状態や行動を観察して記録し自己理解を深めて、自分の不調に気づけるようセルフモニタリングの実施もすすめ、個々のペースでの自立・目標達成ができるよう、日々支援しています。
また、ご家族を含めたACP(アドバンスケアプランニング)にも力を入れ、院内ツールの「やまとお気持ちシート」を基に患者さん・ご家族の意思決定ができるよう関わり、その人らしい生活ができるようご家族とともに考えながら援助をしています。

精神科慢性期・認知症病棟(2病棟)

「その人らしさ」「十人十色」を大切にして看護を提供します!!

神科慢性期・認知症病棟(2病棟)
神科慢性期・認知症病棟(2病棟)
神科慢性期・認知症病棟(2病棟)

当病棟は、精神科・精神結核合併・認知症の男女混合閉鎖病棟です。精神結核合併病棟は精神合併では近畿管内で唯一陰圧空調設備がある病棟です。
精神疾患をはじめ、精神疾患に結核を合併している患者や認知症疾患を持った患者が入院されています。
そんな中で入院された患者がその人らしく生活できるように患者やご家族も含めた多角的な視点ケアを行えるように取り組んでいます。精神看護は患者に応じた関わりが大切であるといわれており、十人十色の看護があります。また、一度成功しても、次の日、または、次の瞬間から同じ対応が正解ではなく失敗に終わることも日常茶飯事です。精神疾患を抱える人、そのご家族の不安や混乱、苦痛を少しでも緩和できるように、これまで生きてこられた生活史を尊重したその人らしいケアを病院全体でできるように、日々病院スタッフと一緒に取り組んでいます。

重症心身障害児(者)病棟(3・4病棟)

『できるようになる』という長期的視点で看護を提供します!

重症心身障害児(者)病棟(3・4病棟)
重症心身障害児(者)病棟(3・4病棟)
重症心身障害児(者)病棟(3・4病棟)

当病棟は、動く重症心身障害児(者)の病棟で、てんかん・自閉症・重度知的障害など様々な障害を併せ持つ方が入院されている病棟です。
患者さん一人ひとりに強いこだわり行動があったり、環境の変化などに対応しにくい特徴があります。また自己の意思表現が苦手で、他者と関わることも苦手なため、強度行動障害を伴うことが多くみられます。
強度行動要害とは、自傷・他害・拘り・器物破損・睡眠の乱れ・異食・多動など著しく高い頻度で起こり、本人や周囲の人々の暮らしに影響を及ぼすために、特別に配慮された支援が必要になっている状況を意味します。自分の思いをうまく表現できない患者様の言葉や表情、ボディランゲージを「聞いて、観て、理解」しようとする姿勢で関わり、側に寄り添い見守りながら、一人ひとりの発達段階や行動障害の程度などの個性を尊重した関わりを大切にしています。
散歩や園芸などのレクリエーションやフレイル予防活動を企画して、患者様に笑顔になってもらえるような安全・倫理的配慮を大切にしたケアや、環境作りを目指しています。

医療観察法病棟(5病棟)

社会復帰と再他害防止 あきらめない看護

医療観察法病棟(5病棟)
医療観察法病棟(5病棟)

医療観察とは、心神喪失等の状態で重大な違い行為を行った人に対して、社会復帰と再他害防止を両立させるための医療と社会復帰支援を提供する制度です。
充実した看護配置のもと、多様な治療プログラムを他職種と協働で実施し、再他害行為の防止、疾病理解の促進、生活能力や対人関係能力の向上を目指した治療を行なっています。
また、司法機関・行政機関と連携しながら、治療効果だけでなく対象者の権利擁護の視点も重視して評価を行なっています。年2回の外部評価会議や年1回の地域連絡会議により、プログラムの透明性と客観性を確保しています。地域社会との調和を大切にしながら連携し、社会復帰に向けた支援を進めています。

外来

主に統合失調症・気分感情障害・神経症・認知症等の精神疾患の診療を行っています。一般外来診察の他に、障がい者福祉施設等や特別養護老人ホーム・老健施設の「施設向け外来」を実施。セカンドオピニオン外来も開設しています。外来看護師として、11の職種と連携・調整を図り、患者さまに適切な医療・看護が提供できるように努めています。

精神科訪問看護

地域医療連携室では、精神障害者の方が退院したあとも安定した地域生活を継続できるように、看護師、精神保健福祉士、作業療法士等の多職種が協働して精神科訪問看護を実施しています。患者さん自身が症状を自己でコントロールし、地域での人間関係を構築できるよう、症状や服薬確認、日常生活の不安や困難を傾聴し助言すること、社会資源の調整を行っています。「日常生活の不安が軽減した」「作業所に通うことができるようになった」と喜びの声を頂き、やりがいを感じています。

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重症心身障害児(者)通所事業 ほほえみ

「通園ほほえみ」は、地域で生活している知的障害や発達障害、強度行動障害を持つ方の通所施設(日中活動の場)です。18歳以上の方の障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス(生活介護)、18歳未満の方は放課後等デイサービス(長期休暇中等の通園)として実施しています。児童指導員、保育士、看護師と共に、個々の成長発達に合わせて、運動、創作、音楽などの療育活動を行っています。看護師は、健康状態の把握や異常の早期発見に努め、元気で楽しく活動できるよう支援しています。

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