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MRI検査について
MRI検査の注意点
MRI検査はX線検査と異なり被ばくもなく安全・安心な検査ですが、検査中、強い磁場の中に入ることになりますので、以下の項目に該当される方は検査ができないか、もしくはできない可能性があります。お心当たりのある方、ご不明な点は、診察医、検査を担当する技師にお申し出ください。
- 心臓ペースメーカ、埋め込み型除細動器(ICD)、金属製の心臓人工弁など、金属を体内に入れている方。
- 冠状動脈(心臓の血管)ステント留置術を受けられた方
- 脳動脈瘤クリップ、コイル等の金属磁性体を体内に埋め込む手術を受けられた方(材質をご確認ください。材質がわからない場合は検査を受けることができません。)
- 人工関節、ボルト固定手術等を受けられた方
- インスリンポンプ等の小型医療機器をご使用中の方
- 補聴器、義眼、義歯、マグネットを用いた義歯、人工内耳をされている方
- 現在妊娠中の方(胎児に対するMRIの安全性は確立されておりません。妊娠中の方、または妊娠の可能性のある方は検査をお受けになることはできません。)
- 閉所恐怖症など、狭い場所が苦手な方
- 入れ墨のある方(やけどや色あせがおこることがあります。)
- まゆ墨や、アイライン等にも金属が含まれている可能性があります。
- また、下記に示す物品は検査室に持ち込むことができません。更衣室、ロッカーに入れるか、付き添いの人に預けて検査をお受けください。
- キャッシュカード、定期券等の磁気カード
- 入れ歯、ヘアピン、補聴器、ベルト等の金属物
- カイロ、使い捨てカイロ等
- コンタクトレンズにも金属成分が含まれているものがあります。装用されている方ははずしていただきます。レンズケア用品をお持ちください。
- アルミニウム等を使用した貼り薬、エレキバン等
VSRADについて
VSRADについて
VSRAD…早期アルツハイマー型認知症診断支援システム
VSRADはMRIで得られた脳の画像情報をコンピュータで解析することにより、早期アルツハイマー型認知症特有の内側側頭部の萎縮の程度を解析し、診断支援情報に変換するシステムです。このシステムだけでアルツハイマー型認知症の診断を行うわけではありませんが、診断の補助としての有用性が認められています。
当センターでは、VSRADを導入しており、アルツハイマー型認知症の診断支援情報を提供することが可能です。
このVSRADについては通常のMRI検査と同様に、特にしていただくこと等はございませんが、検査時間が5分程度長くなります。ご希望の方は、診察医にご相談ください。
当センターの放射線科での検査は、受診当日に受けていただくことが可能です。また、検査日時等、都合のよい日の診療時間内に予約していただくことも可能です。
検査は、装置の「トンネル」の中に入って行われます。検査時間は検査内容にもよりますが、約20分~30分です。撮像中は、“トントントントン”という機械をたたくような連続音(撮影方法によって変化します)がしますが、これは撮像中に磁場を変化させる時の音であり、ヘッドフォンや耳栓等で音を軽減します。
検査寝台には仰向けでやすんでいただきます。検査中、気分不快等、身体に異常を感じたら、連絡ブザーを押してお知らせいただくか、声に出してお知らせください。 金属が付いている服や、金属が織り込まれた素材、ヒートテック素材等のあったか下着の場合、検査に支障がありますので検査衣に着替えていただきます。また、コンタクトレンズもはずしていただきますので、コンタクトレンズ用品をお持ちいただくと検査がスムーズに行えます。
狭い所が苦手な方(閉所恐怖症)や長時間(約20分)の安静が保てない方に付いては検査を施行することができない場合があります。